❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
第十六章 葉月の精神が壊れた
冨樫は葉月に対して、一言もない。

マンションに戻ると、ヤスシが出迎えてくれた。

「姐さん、申し訳ありません」

「大丈夫よ、彼女さんの借金は、冨樫さんが払ってくれることになったの」

「組長、申し訳ありません」

「ヤスシ、悪いが、彼女を連れて自分のマンションに帰ってくれ」

「はい、失礼します」

ヤスシは彼女を連れてマンションを後にした。

「葉月、シャワーを浴びてこい」

「はい」

葉月はシャワールームに向かった。

冨樫さん、怒ってるよね。

葉月がシャワールームから出てくると、葉月の部屋に入るように促された。

そして、冨樫は部屋に外から鍵をかけた。

「冨樫さん、開けてください、私、許されないことをしたんですよね、
謝って許されないと自覚しています、だから冨樫さんの妻でいる資格ははないです、だから……」

「だから、出て行くとでも言うのか、お前は丸堂を愛したのか」

「違います」

「愛していないけど、丸堂に抱かれ、感じて、最高潮に達したのか」

「違います」

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