❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
「俺と別れたいのか」

「そんなこと思っていません、でも……」

ドアの向こうから、冨樫のすすり泣く声が聞こえ、ガタンと音がした。

ドアにもたれかかり崩れ落ちる姿が、想像出来た。

「葉月、俺は愛しているお前に、ひどい仕打ちをしている自覚はある、
でも、どうしていいかわからない、お前を生涯監禁して、誰にも触れさせたくない、
俺を許してくれ」

冨樫はドアから離れた。

「冨樫さん、ごめんなさい、ごめんなさい」

葉月は泣き崩れた。

俺は何をしているんだ、これじゃあ、山辺と何一つ変わりないじゃないか。

でも、葉月から自分を離さないと、俺は葉月を犯して、壊してしまいそうだ。

葉月は床に崩れ落ちてそのまま眠ってしまった。

冨樫は望美とのことを思い返していた。

はじめて望美を紹介された時、すごく惹かれた。

極道の孫娘とのことで、俺はすぐに望美を抱いた。

激しく、荒々しく、まるで犯しているかのように……

俺との抱擁に、望美は感じている声を上げた。

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