❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
寒いだろう、風邪を引いたらどうするんだ。

冨樫は葉月が心配で仕方がない。

たまりかねてドアを開けた。

「いつまでも、そんなところにいたら風邪ひくぞ」

「だって、お弁当を……」

葉月の言葉を遮り、冨樫は腕を引き寄せ、身体を摩った。

部屋に入れてくれて、葉月はニッコリ微笑んだ。

葉月の手を握り、摩ってくれた。

「葉月、手袋持ってないのか、こんなに指先が冷えて」

「冨樫さん、ありがとうございます」

次の瞬間、葉月は握ってくれた手を引き寄せ、冨樫の唇に触れた。

冨樫は慌てて葉月から離れた。

葉月はさらに近づき、唇を重ねた。

冨樫は我慢していた気持ちが溢れて、葉月の唇を啄んだ。

葉月のコートを脱がせて、冨樫も上半身裸になった。

「葉月、葉月、愛してる」

「冨樫さん、私も愛しています」

冨樫はもう我慢出来ずに葉月を抱いた。

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