月下の逢瀬
・.
.
顔を洗って、学校に行く準備を終えた頃には、気持ちも少し落ち着いていた。
昼間は、理玖とあたしは関係のない二人。夜のことは、太陽が上っている間は考えないようにしよう。
いつものように、髪を一つにまとめて、
ブラウスのボタンをきっちりとめる。
黒縁のメガネをかけて、家を出た。
「うー。日差しが眩しい……」
寝不足の瞳に、太陽の光がきつい。
2日間まともに眠っていないせいか、体がフラついていた。
「――うわ、真緒。顔色真っ青だよ!」
二限目の後の休み時間。
あたしの顔を覗き込んだ結衣が驚いたように言った。
「そんなに酷い?」
「酷い! 保険室行こう。ちょっと横になった方がいいよ」
結衣があたしの手を引こうとした時、三限を知らせるチャイムが鳴った。
「結衣、あたし一人で行くよ。先生には言っておいてくれる?」
「一人で大丈夫なの? ついて行くよ」
「んー、大丈夫。ありがとう」
心配そうに言う結衣に見送られて、教室を出た。
.
顔を洗って、学校に行く準備を終えた頃には、気持ちも少し落ち着いていた。
昼間は、理玖とあたしは関係のない二人。夜のことは、太陽が上っている間は考えないようにしよう。
いつものように、髪を一つにまとめて、
ブラウスのボタンをきっちりとめる。
黒縁のメガネをかけて、家を出た。
「うー。日差しが眩しい……」
寝不足の瞳に、太陽の光がきつい。
2日間まともに眠っていないせいか、体がフラついていた。
「――うわ、真緒。顔色真っ青だよ!」
二限目の後の休み時間。
あたしの顔を覗き込んだ結衣が驚いたように言った。
「そんなに酷い?」
「酷い! 保険室行こう。ちょっと横になった方がいいよ」
結衣があたしの手を引こうとした時、三限を知らせるチャイムが鳴った。
「結衣、あたし一人で行くよ。先生には言っておいてくれる?」
「一人で大丈夫なの? ついて行くよ」
「んー、大丈夫。ありがとう」
心配そうに言う結衣に見送られて、教室を出た。