感情少年少女
本当に僕は…生まれてきてよかったの？
ねぇ、誰でもいいから…教えてよ。
だから僕の心の声が聞こえたんだ。
《ねぇ、このままでいいの？》
え…？
《…復讐、したくない？今まで君を傷つけてきたクラスメイトと教師たち。それに生まれてから1度もない名前を呼んでくれず愛してくれなかった両親たちに……復讐したくない？》
そう僕の心の声が叫ぶ。
僕はニヤッと笑った。
「うん、復讐したい」
どうして僕が復讐すると決めたのかそれは──。
「ねぇ、君は僕に何度暴言を吐き、何度僕を殴り傷つけてきたと思う？」
いつも僕はこんな顔をしていたのかな？
怯えていて、涙がたくさん溢れていて…。
「ねぇ、どうして名前を付けたのに愛してくれなかったの？ねぇ…どうして」
腰を抜かして、首を横に振るのかな？
「ねぇ、僕のこと…愛してる？」
「やめ…て…っ」
最後の最後まで僕のことを"愛してる"とは言ってくれないんだね。

──僕が復讐するのは僕を守るため。そして僕は弱くないと知らしめるために僕は復讐する。
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