強引な年下イケメンに溺愛されて恋がはじまりました。
「はい、お試しなのでいつでも返品可能です。
それなら軽い気持ちで付き合えますよね?」


「え、えと」


「絶対後悔はさせませんから」


一流の営業マンみたいなセリフでなんだか胡散臭いような。


「でも、いいのかな」


お試しだなんて、そんな軽いノリで付き合っていいんだろうか。


その提案をすんなり受け入れられずに迷っていると、また彼が距離を縮めてきた。


顎に手をあてられて上を向かされると、また端正な顔が近くて焦った。


それに甘くて爽やかないい香りがする。


彼は微かなため息の後に色気を含んだ声でこう言った。


「先輩はほんとに隙だらけですね。
少しは免疫をつけといたほうがいいですよ」


「……っ」 


抵抗することも忘れてただぼんやり彼に見惚れてしまう。 


ああ、また彼のペース。
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