あくまくんが愛してやまない。
去年の文化祭はツーショット写真を撮ってもらえて、本当に幸せだった。
あのときの勇気のおかげで、いまがあると言っていい。
ぜったい関わることなんてなかったはずの恭平くんから、話しかけてもらえたんだよ。
あれから1年が経ったなんて考えられないし、文化祭というイベントに人一倍思い入れだってある。
でも、今年は勇気を出して彼に声をかけなくても、となりにいるのが当たり前だといつのまにか思ってしまっていたのだ。
当たり前なんかないのに、彼が離れてしまうとすごく寂しくてつまらない。
期待なんか、しなきゃよかった。
そう思うくせに、あの雨の日の恭平くんの気まずそうな表情を思い出すと、ズキっと心が痛む。
恭平くんに、贅沢を求めちゃだめだったのに。
それを気づく前に距離が開いてしまい、辛い日々が続いている。