私の人生を変えてくれた人 番外編
2
〜香音目線〜
ある日
「今日の授業はここまで!
ちょっと話したい奴いるから残り時間は自習」
「やったー!」
「マジ神!」
「先生ー!
教科は何でも良いですかー?」
「出来れば社会にして欲しいけど……静かにやるなら何でも良いよ
どうせ他の教科の宿題とかしてない奴いるだろ」
「よっしゃ!」
「先生分かってるね〜」
「宿題くらい家でやってこいよ
怒られても知らねぇぞ」
「大丈夫です!
速攻で終わらせるので!!」
「まだ15分くらいあるしな!!」
「それじゃ、静かにやってろよー
岩本!
ちょっと来い」
え、私!?
少しぼんやりとしていた頭が急に冴えた
私何かしたっけ…?
「香音行ってらっしゃい〜」
「俺、岩本に宿題教えてもらおうと思ったのに……下山先生〜!」
「うるせぇ
岩本に用があって自習にしてるんだから仕方ないだろ
他の奴に教えてもらえ」
「えぇ〜………」
「アハハ……ごめんね
ノートは置いてくから参考までに見てみて」
「え、最高!
ありがとうございます!!」