2ねんせいの夏。
『健!』
お父さんが言った。
『健ちゃん!』
お母さんが言った。
それだけなのに、
照れる健がいた。
『もう8月になっちゃったけど、誕生日おめでとう。』
『おめでとう。』
『ありがと。』
子犬を抱え照れる健は、
その言葉と子犬の両方に対してお礼を言った。
『野球の観戦チケットは、
今度みんなでそろって行ける時に、みんなの分とるからね。
春君達の分も。』
『うん。』
『春君は健の、
野球の先生なんだろ?』
『うん。』
『みんなで行く野球観戦が、
【あったかいもの】
でいいかな?』
『うん。』
『あと、あったかい家族の子犬もどうでしょう?』
『うん、100点。
ううん、1000点。』
『やりましたよ、お母さん。』
『やりましたね、お父さん。』
うれしそうな健と家族の様子を
遠巻きに春が眺めていた。
お父さんが言った。
『健ちゃん!』
お母さんが言った。
それだけなのに、
照れる健がいた。
『もう8月になっちゃったけど、誕生日おめでとう。』
『おめでとう。』
『ありがと。』
子犬を抱え照れる健は、
その言葉と子犬の両方に対してお礼を言った。
『野球の観戦チケットは、
今度みんなでそろって行ける時に、みんなの分とるからね。
春君達の分も。』
『うん。』
『春君は健の、
野球の先生なんだろ?』
『うん。』
『みんなで行く野球観戦が、
【あったかいもの】
でいいかな?』
『うん。』
『あと、あったかい家族の子犬もどうでしょう?』
『うん、100点。
ううん、1000点。』
『やりましたよ、お母さん。』
『やりましたね、お父さん。』
うれしそうな健と家族の様子を
遠巻きに春が眺めていた。