恋のGraduation
今日も、子供たちの声で賑やかな職場。

そのうち、私たちも子供を持つかもしれないが、それはそれでまた、幸せなことだろうし、ずっと二人きりだとしても、それもまた幸せだ。

職場を出ると、少し強い風が吹いて、桜の花びらが舞い散っている。

「綺麗…」

そう呟くと、

「なんか…祝福されてるみたいだな」

シュンが言うので、そうねと呟き、手を繋いで、二人だけの家路を辿った…。


FINE
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