魔法のいらないシンデレラ 3
「それで、これがうちの会社で対応している保育サービスです。夜間シッターや習い事への送迎、それから場所によっては病児保育も可能です」
「病児保育?風邪とか、熱があっても預かってもらえるってこと?」
「ええ。例えばこの小児科クリニックに併設されたお部屋がそうです。まずクリニックを受診して、医師が託児可能と判断すれば、隣の託児室で保育士と看護師が預かります。インフルエンザの回復期にも対応出来るように、隔離室もあるんです」
「へえー、それはいいね!子どもってすぐ熱を出すし、その度に親が会社を休まないといけないのは大変だもんね」
仕事上がりでナーサリーに立ち寄り、山下は小雪を行きつけの居酒屋に連れて来ていた。
大学生の頃は、部活帰りにここで美味しい唐揚げやおでんをドンと大皿で出してもらい、皆でたらふく食べたものだった。
山下は小雪にメニューを見せながら、ふとある事が気になり確かめる。
「小雪ちゃん、20歳超えてるよね?」
「え?もちろんですよ」
「良かった。未成年だったらどうしようかと思ったよ。じゃあ、取り敢えずビールでいい?」
「はい」
二人はまず、お疲れ様と乾杯する。
「はー、ビールなんて久しぶり!」
小雪が、美味しそうにビールを飲んでからそう言うと、山下は、そうなの?と聞いた。
「病児保育?風邪とか、熱があっても預かってもらえるってこと?」
「ええ。例えばこの小児科クリニックに併設されたお部屋がそうです。まずクリニックを受診して、医師が託児可能と判断すれば、隣の託児室で保育士と看護師が預かります。インフルエンザの回復期にも対応出来るように、隔離室もあるんです」
「へえー、それはいいね!子どもってすぐ熱を出すし、その度に親が会社を休まないといけないのは大変だもんね」
仕事上がりでナーサリーに立ち寄り、山下は小雪を行きつけの居酒屋に連れて来ていた。
大学生の頃は、部活帰りにここで美味しい唐揚げやおでんをドンと大皿で出してもらい、皆でたらふく食べたものだった。
山下は小雪にメニューを見せながら、ふとある事が気になり確かめる。
「小雪ちゃん、20歳超えてるよね?」
「え?もちろんですよ」
「良かった。未成年だったらどうしようかと思ったよ。じゃあ、取り敢えずビールでいい?」
「はい」
二人はまず、お疲れ様と乾杯する。
「はー、ビールなんて久しぶり!」
小雪が、美味しそうにビールを飲んでからそう言うと、山下は、そうなの?と聞いた。