魔法のいらないシンデレラ 3
企画広報課に顔を出してから一旦うちに帰って、また15時にお迎えに来ます、と言って、瑠璃は蓮と一緒にナーサリーを出て行った。
「すみれちゃん、久しぶりだね。今日は先生とたくさんお話しようね!」
「はい!」
すみれも可愛い笑顔で頷いてくれる。
この笑顔が見られるのも、あと少し。
それに、自分が蓮を預かる事はないのだろうと思うと、小雪は悲しさに涙が溢れそうになる。
けれど、すみれにそんな顔を見せる訳にはいかない。
すみれと最後まで笑顔で過ごせるように。
小雪は、とにかく今出来る事を精一杯頑張ろうと心に決めた。
「すみれちゃん、久しぶりだね。今日は先生とたくさんお話しようね!」
「はい!」
すみれも可愛い笑顔で頷いてくれる。
この笑顔が見られるのも、あと少し。
それに、自分が蓮を預かる事はないのだろうと思うと、小雪は悲しさに涙が溢れそうになる。
けれど、すみれにそんな顔を見せる訳にはいかない。
すみれと最後まで笑顔で過ごせるように。
小雪は、とにかく今出来る事を精一杯頑張ろうと心に決めた。