魔法のいらないシンデレラ 3
「あの、本当にありがとうございました」
小雪が頭を下げると、山下は首を振る。
「いや、それはいいんだけど。君、家族いる?迎えに来てもらえそう?」
「いえ、ひとり暮らしで…」
「そっか。じゃあ俺が病院まで付き添うよ」
「ええ?!そんな、大丈夫です」
「大丈夫じゃないだろ?それに無理やり歩くと悪化するよ」
「いえ、構いませんから。私、あなたにこれ以上、助けて頂く訳にはいかないので!」
「は?なんで?」
山下がキョトンとしていると、後ろから美和が声をかける。
「小雪先生、お願いしたら?これ以上酷くなると、仕事にも差し障るわよ?」
「え、仕事に…。そ、それは…困ります」
うつむいた小雪の声は、だんだん小さくなる。
「よし、じゃあ行こう」
そう言って肩を貸そうとする山下を、小雪は慌てて止める。
「ちょ、ちょっと待って下さい。優也くんを、最後まで無事にお母様に引き渡さないと」
え?と山下は眉を寄せる。
「小雪先生、それなら私がちゃんとやるから大丈夫よ。もうあと5分ほどでお迎えの時間だし」
美和がそう言っても、小雪は聞かない。
「すみません、あと5分待って下さい」
頭を下げてくる小雪に、山下は、ふうと息を吐いて頷いた。
小雪が頭を下げると、山下は首を振る。
「いや、それはいいんだけど。君、家族いる?迎えに来てもらえそう?」
「いえ、ひとり暮らしで…」
「そっか。じゃあ俺が病院まで付き添うよ」
「ええ?!そんな、大丈夫です」
「大丈夫じゃないだろ?それに無理やり歩くと悪化するよ」
「いえ、構いませんから。私、あなたにこれ以上、助けて頂く訳にはいかないので!」
「は?なんで?」
山下がキョトンとしていると、後ろから美和が声をかける。
「小雪先生、お願いしたら?これ以上酷くなると、仕事にも差し障るわよ?」
「え、仕事に…。そ、それは…困ります」
うつむいた小雪の声は、だんだん小さくなる。
「よし、じゃあ行こう」
そう言って肩を貸そうとする山下を、小雪は慌てて止める。
「ちょ、ちょっと待って下さい。優也くんを、最後まで無事にお母様に引き渡さないと」
え?と山下は眉を寄せる。
「小雪先生、それなら私がちゃんとやるから大丈夫よ。もうあと5分ほどでお迎えの時間だし」
美和がそう言っても、小雪は聞かない。
「すみません、あと5分待って下さい」
頭を下げてくる小雪に、山下は、ふうと息を吐いて頷いた。