届け、この片思い
「尚先輩って何組?」

真っ青になった琴音が私の肩を掴んで言った。

「尚くんねぇ、3組にいるよぉ!」

なんでそんなに焦っているのか、私には分からなかった。

「呼んでくるから、ここで待っててよ。絶対動かないでね」

「え、月菜ちゃん?」

うんうんと琴音の言葉に頷いていると、好きな人の声が聞こえた。

「みっ……蓮音先輩!月菜が……」
< 22 / 28 >

この作品をシェア

pagetop