恋の仕方、忘れました







主任の腕枕。余韻に浸りながら、久しぶりの主任の体温に、これでもかってくらち身体を擦り寄せる。



「やっぱり合鍵使っていいですか?」

「好きにしろ」

「たまにここに来て、主任の帰りを待っていいですか?」

「寧ろそうして」

「課長にセクハラされた日は必ず来ます」

「あのクソハゲそろそろ引き摺り下ろしてやりてぇな」

「ふふ」

「何笑ってんの」

「ヤキモチ可愛い」

「生意気」







fin.


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