地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて


そう言ってもらえるのは物凄く心強い。


心強いのだけど……        


「桜羽さん、うるさいですよ」


「えっ、す、すみません」


呉乃さんと話していると、先生から怒られてしまった。


話している私の方がどう考えても悪いけど、私1人だけを怒るんだ……


「先生ー、それ言ったら俺も話してましたけどー?」


「呉乃君はいいです」


……依怙贔屓にも程がある気がする。


苦笑を浮かべながら、それ以上叱られることはないよう話さず静かに授業を聞いた。


「午前中の授業は終わったし、結々ちゃん昼食を一緒に食べよう?」


「は、はい……」


昨日と同じく、私はすっかり疲れていた。


理由はもちろんずっと睨まれていたから。


これからもずっと睨まれ続けるのかな……


嫌だなぁ……

< 111 / 114 >

この作品をシェア

pagetop