地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて
辺りに緊張感が漂っていて、ここから逃げたいと思ってしまう。
そこで、自分の今の状況をようやく自覚した。
整っている顔立ちが目の前に……
ち、近い……
「あ、あの、離れていただけませんか?」
ドキドキというよりかは、やっぱり恐怖の方が勝っている。
一刻も早く離れてほしい……
「ん、分かった」
すんなり離してくれて、ほっとした。
女の子の視線も怖かったから、離してくれて本当によかった……
申し訳ないけど、やっぱり男の子は怖いんだ。
「結々って……」
「ホームルーム始まるからなー、今すぐ席に着けよ」
そんな私を見て何か言いかけた呉乃さんだけど、先生の言葉で遮られた。
今回も座ってたから全く動いてないけど、昨日と違うのは周りに紫堂さん達がいること。
「ん?あ、紫堂達じゃないか!お前らが教室に来るとはどういう風の吹き回しだ?」
「結々ちゃんに会いに来たんですよ」
「桜羽に?あぁ、もしかして昨日桜羽が授業に遅れたのはお前ら関係か」