隣のアイツ!〈上〉
〜By瑠衣〜
【体育祭当日】〜徒競走前〜
「なあ、瑠衣。今日がいよいよ本番だぞ」

「ああ。尚樹、絶対勝つぞ!」

今まで、空軍のみんなの力を合わせて頑張ってきたんだ!

「まずは、徒競走だな!玲奈にもいいところ見せたいし」

今は、玲奈に嫌われてるかもしれないけど、
俺が1番になったら少しは気に留めてくれるはずなんだ

「おっ!自分の気持ちに正直だな!俺は嬉しいよぅ」

「ニヤニヤしながら、言うんじゃねーよ!気持ち悪い!そんなんじゃモテねーぞ」

「それ、言うなよ~俺も結構モテるんだぞ!」

「はいはい」

そんなこんな言っているうちに俺の番が来た

「頑張ってこいよ、瑠衣!」

「おう!」


俺の相手は陸上部やサッカー部が多いな…
玲奈が見ている以上1位はとりたいところだ
スタートダッシュが肝心になるな…

『位置について、よーい、パン!!!』

「!っと」
やべ、スタートダッシュミスった…
これじゃ、1位なんて到底無理だ…クソっ!!

「瑠衣ー!頑張れー!!」

玲奈?が応援してくれてる!!
玲奈が見てくれてるなら、漢、瑠衣頑張るしかないじゃないか!
足に力を入れろ!手を振って走りきれ!

「はぁはぁ!2位か…。玲奈は?」

無意識に玲奈を探すと、玲奈はこっちに向いて手を振ってくれていた

「///…かわいい奴め」

リレーでは、絶対優勝してやる!!
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