その甘さ、毒牙につき【番外編】
「…お昼ご飯、食べよっか」
「あ……うん」
……………え?
今のは、なんだったの…?
何事も無かったかのように立ち上がって、私の手を取った瑞樹くんに疑問が止まらない。
今の流れは、完全に忘れそういう空気だったような…。
そんな考えに至って、ハッとした。
…今の私、とんだ勘違いやろうでは?
ちょっと距離が近くなったくらいで、キスされるかも…とか思っちゃって…。
「っ〜!!」
じ、自意識過剰すぎるよ私……!!
なんだか、瑞樹くんといて感覚がおかしくなっちゃったのかもしれない。