極上タラシオトコの本気を引き出す方法
しっかり思いを包み隠さず話してくれる紗耶はやっぱり最高の親友だなと思った。
「紗耶、ありがとう」
「いえいえ。だけど、これだけは絶対約束。
広瀬先生の都合に合わせてどんどん自分を傷つけるようなことはしちゃダメ。
それと、これが一番大事だけど、辛かったり、しんどかったりしたら、一人で絶対に抱え込まないで?
約束!」
そう言って紗耶は小指を立てて指切りげんまんを促してくれた。
「紗耶が居てくれてよかった。ありがと」
「どういたしまして」
そう言い合いながら指切りげんまんをすると、2人同時にふふと笑った
「で?私は莉子の辛そうな顔を見に来たわけじゃないんだよ?
聞かせて?昨日の幸せな話!」