極上タラシオトコの本気を引き出す方法
そんなことを言いながら広瀬先生は私を少しからかうのを楽しんでいるように見える。
「ん〜、なんかほんとに全然嬉しくないです。その言葉たち。」
「そう?
仕事中とのギャップあっていいじゃん?
俺は結構褒めてたつもりなんだけど」
いやいや、なんて言い合いをしているうちにお店に着いてしまった。
あ、もう着いちゃったんだ。
きっとまたお店に入ったら広瀬先生は大歓迎されて私と話すことなんてないはず。
というか、広瀬先生が二次会に来るって分かっただけで会場はかなり盛り上がっているんだろうな。
急に私と住む世界が違うような気がしてきて、今までの楽しかった時間がもう訪れることはないんだなぁと寂しく思う。
「はぁ〜。来たはいいけど、結構めんどくせぇな」
「へ?」
「や、たぶんまた女性陣がたくさん」
みなまで言わずとも言いたいことはすぐに分かる。
そりゃそうだ。疲れるに決まってるよね。
看護師相手とはいえ広瀬先生よりも年上の看護師だっているし、医者でも周りに気を遣うタイプの広瀬先生だから余計に疲れるはずだ。