極上タラシオトコの本気を引き出す方法



「はい。もしもし、朔也ですが」


『朔也、久しぶりだな。
とりあえず。誕生日おめでとう』


「ありがとうございます」



『それで?今どこにいる?
今日の夕食は先約があると美紀さんから聞いたが、それは悪いが断ってくれ。』



「父さん、俺の誕生日のために用意してくれた席を断るなんてできるわけないだろ」



『朔也。
葛城家はもう入籍を急いでる。
お前が大層待たせたからだ。分かるだろ?



病院のためにも、広瀬家のためにも、

もういい加減家庭に入れ。ワシもそろそろ孫の姿をみたい。

そういう事だ。
19時から広瀬家で食事をする。
多少遅れても構わないから絶対に参加しろ。


じゃあな。』








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