極上タラシオトコの本気を引き出す方法



そこからはもう、自分がどんな表情で飲み会に参加していたのか、
どんな振る舞いをしていたのか、
もう記憶にないほど心はふわふわと宙を浮いていた。




やっと正気に戻った時には紗耶と一緒に帰り道を歩いていて、
私の携帯には早川先生からの連絡が来ていた。




「莉子、もう大丈夫だよ。
ずっと頑張って笑ってたんでしょ?

もう泣いていいよ?」



そんな紗耶の言葉に、ダムが決壊したように涙が溢れた。



広瀬先生はもう私がどこの誰と一緒になろうが、関係ないんだ。


なんとも思ってないし、なにも感じてない。




そうだよね。自分だってじきに結婚するんだ。
私なんかに構ってる時間はもうないよね。



「紗耶…。

私ね、広瀬先生はすごく特別な存在だったんだ。
それに、心のどこかでは広瀬先生もそう思ってくれてるって未だに信じてた


でも、今思えば、会えばいつも身体を重ねてたし、『好き』って1回も言われたことなかった。


ひどい勘違いしちゃってた。」





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