極上タラシオトコの本気を引き出す方法




鏡の前に立って、少し寂しかったデコルテ部分につけてみる。



今日のベージュのドレスにもすごく相性が良くてやっぱり可愛い。



鏡の中の自分を見ていると、広瀬先生が『めっちゃ似合うじゃん』と言ってくれているような気がした。



お花がモチーフのピンクゴールドのネックレスに手を当てて、目を閉じると広瀬先生のことばかり次々と思い浮かんでくる。

かっこいい表情、優しい声、暖かい手、一見なにも考えていないようで、すごく周りを見て気遣っているところ。



あぁ、やっぱりどんな姿も素敵だな。
もう1度、あの時に戻れたらな。また楽しく話して、色んな表情を目に焼き付けて、広瀬先生に触れて…



自分が自分で二重人格なんじゃないかと思ってしまうほど、数分前の私の穏やかだった心は一瞬にして乱れている。



お礼の連絡したほうがいいよね。
なんて連絡することをすぐに正当化するのも、きっと、まだ広瀬先生との繋がりを持ちたいから。




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