極上タラシオトコの本気を引き出す方法
そうやって俺に妬いたと言言いながらも、笑っているのは莉子と一緒にいて幸せいっぱいだからだろうな。
なんて俺の考えはどんどんひねくれていく。
俺ってこんなに人の幸せに嫉妬するようなタイプだったんだな。
なんてまた新しい自分を発見しては、自分が醜いようで笑えてくる。
これ以上一緒に早川先生といると、いつか当たってしまいそうで、この辺で立ち去ろうとすると、早川先生はさらに言葉を続けた。
「そのネクタイ、すごい似合ってた。
大事そうに握ってたのがすごい印象的だったよ。」
俺はその言葉に少し腹が立った。
さっきから俺の事を羨ましがってくれているけど、俺からしたら早川先生のほうが羨ましい。
俺はもうこのネクタイをくれた人とは会えないから、これをすごく大事にしてるけど、
あなたはその俺の大事な人とずっと一緒に居られるんだよ。
なんてかなり理不尽な理由でイライラして、
俺はわざと挑発するように
「すごい大事な人から貰ったんで。特別です」
そう答えた。