生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~
さくら
さくらの回想

 
 私は学校では同じクラスの4人グループに属していた。私は人見知りが激しく、人前だとすぐに緊張してしまう。

陽キャと陰キャで分類された時、明らかに陰キャの部類だ。自分でも痛いほど自覚している。

慣れると普通に話すことが出来るが、慣れるまでに時間がかかる。

好きなものの話は夢中で話すが興味のない話にはうまくついていけない。

初対面の人とは上手く会話が続かず、かと言って沈黙になるのも怖い。

そして焦って変なことを口走ってしまい、後から自己嫌悪になる。

自分から話かけるのにも躊躇(ちゅうちょ)してしまうくせに一人になるのも嫌だった。

要するになかなか心を開けない、心に何十にも鍵をかけるタイプである。

勇気がないので毎回クラス替えは憂鬱で、話かけられるのをひたすら待つ。

友達が出来るか不安で、毎回ぼっちを覚悟していた。

しかし今回は、私が持っていたキーホルダーきっかけで、一人の子から話しかけられて。

たまたまその子と推しキャラ(推しのキャラクター)の話で意気投合した。

その子は実は隠れヲタ(隠れヲタク)だった。

その友達繋がりで、このクラスで4人グループに入れたのはとてもラッキーだった。

いつも一緒にお弁当を食べて、移動教室も一緒に移動して。トイレも下校もいつも一緒。

内気な私もこの4人だと緊張せず、本来の自分でいられて、この3人には、ヲタク気質も公表している。

毎日毎日、推しの話やたわいもない話で盛り上がっていた。

でも、たまたま都合が悪くて連続で遊びに行く約束を断ったら、ある日突然外された。

話かけても無視されたので、自分から離れた。

昼休みのお弁当の時間も一人で食べるようになった。

あからさまないじめではないので、誰にも相談出来ず、かといって今更、他のグループに入る勇気もなく、

ただただ一人で過ごす日々が続いた。


しかし、あの日、階段の上で、事件は起こった。


3人のうちの一人が、

「さくら全然反省してないよね?」

と言って、私を突き飛ばした。


回想終わり


< 6 / 63 >

この作品をシェア

pagetop