年下×幼馴染×お隣さん
あたしも下まで着いてきた。


「パパァーッ!!!」


柊はパパを見つけるなり走って飛びついた。


「柊ー、元気だったか?」

「うん!」

「ちょっと見ない間に大きくなったな...」

「へへッ」


あたし達は家に帰った。


「お前たち二人に話がある」


部屋に入るなりパパは真剣な顔をして言った。

あたしと柊も思わず正座をしてしまった。


「凛は毎年出てもらってるけど、今年の夏のLIVEに柊も出てみないか?」

「え...柊最近始めたばっかだよ?」


あたしは言った。


「だからパパが簡単な童謡をアレンジしようと思って」

「なるほど...柊どうする?」

「出る!」


柊は目を輝かせている。

毎回出たがってたもんね。


「紫陽くんにももう話はしてあるから」


そっか、そうだよね。

毎年紫陽も出てるんだもん、当たり前だよね。
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