鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
 濡れてしまった下着は、秘所にペッタリと張り付いてしまっているはずだ。粗相をしてしまったのではないかと顔を赤くしたオデットに、キースは口に片手を当ててどうにか笑ってしまうのを堪えたようだった。

(笑わないって、言ったのに……)

 約束違反だと思わずムッとした表情になったオデットの肩を、優しく叩いた。

「っ……あー……そうか。お姫様だもんな。知らないのか。俺がそうさせたいから、これで良いんだ。何もおかしくない。正常な反応だから、気にするな。濡れてるって事は、感じてるって事だ。後で痛い思いをするより、出来るだけ濡らしておいた方が良い」

 キースは一度離れた身体をまた寄せつつ、そう言って説明してくれた。抱いてほしいとオデット自身が言ったので、彼女もその行為をどうするかなどを理解しているものと判断していたらしい。

 だが、オデットは男女の営みも、これから自分たちがどうするのかも、実は良くわかっていなかった。

(これで、良かったんだ……恥ずかしい。キースだって、驚いたはずだ。自分からして欲しいって、言ったのに……)

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