まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
「ありがとうございます。現実でも……また会えますか?」

「君が会いたいと思うなら、すぐにでも」

「本当に……ありがとうございました」

 ひらひらと手を振ると茶髪の彼が消えて唐突に銀髪の理人さんが現れた。すぐ近くに雄吾さんも春くんも居る。

 跪いて私の手を取ると、ゆっくり微笑んだ。透明なグレーの瞳に中に、きらめく星が流れる。

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