まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
030 来襲
結局、まったりして私の部屋で映画観ることにしたんだけど、流石に二日寝てないと眠たいのか、春くんはしきりに欠伸を繰り返していた。
気にせず、寝てくれたら良いのにな。皆の口ぶりを聞く限りは、この家(巣?)はセキュリティが、かなり良いものになっているらしい。けど、私の匂いつけが終わり次第、ボディガードのような人は雇う予定ではあるみたいだ。
そろそろ一本目の映画が終わりそうなタイミングで、大きなチャイムの音が聞こえた。
「……誰か来たね」
春くんはいかにも警戒しているのか、耳がピンと立って真面目な顔だ。
「誰か来る予定……あったりした?」
「まさか。透子がまだそんな状態なのに、誰も呼べないよ。危険過ぎる」
「……誰かな」
なんて二人で言っていると、何度もチャイムの大きな音が鳴り響く。待つことに辛抱出来ない、短気な人みたいだ。
春くんは鋭く舌打ちすると、私の手を取って言った。
気にせず、寝てくれたら良いのにな。皆の口ぶりを聞く限りは、この家(巣?)はセキュリティが、かなり良いものになっているらしい。けど、私の匂いつけが終わり次第、ボディガードのような人は雇う予定ではあるみたいだ。
そろそろ一本目の映画が終わりそうなタイミングで、大きなチャイムの音が聞こえた。
「……誰か来たね」
春くんはいかにも警戒しているのか、耳がピンと立って真面目な顔だ。
「誰か来る予定……あったりした?」
「まさか。透子がまだそんな状態なのに、誰も呼べないよ。危険過ぎる」
「……誰かな」
なんて二人で言っていると、何度もチャイムの大きな音が鳴り響く。待つことに辛抱出来ない、短気な人みたいだ。
春くんは鋭く舌打ちすると、私の手を取って言った。