まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
シャワーはもちろん浴びたばかりけど、鼻が利く彼にはもう理人さんとそういうことしたことはわかっているんだなと思うと恥ずかしい……。
「うん。ありがとう。春くん」
立ち上がってこちらを向いて、いつも通りの良い笑顔で春くんは言った。
「これだけ理人の匂いが付いていたら、いつでも外に出られるよ。透子。さっそく今日、俺とどっか行く?」
「……やっぱり、皆にはわかるんだね……」
私は顔を熱くして、言った。これを言った春くんには悪気はなく、この世界では当たり前のことだとは理解しているものの、私が恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……あ、ごめん。俺。またやっちゃった?」
もしかしたら、私に失礼なことをしてしまったのかもしれないと不安そうな顔をする春くんに、慌てて顔を振った。
「ううん、そういうの。私がただ、慣れてないだけだから気にしないで。向こうの世界ではそういうことは、あまり言わないんだけど……私がこれから住むのは、この世界なんだから、いい加減慣れなきゃね」
なんでもないよと微笑んだ私に、春くんは安心したのかほっと息を吐いた。
「用意するよ。座って待ってて」
「うん。ありがとう。春くん」
立ち上がってこちらを向いて、いつも通りの良い笑顔で春くんは言った。
「これだけ理人の匂いが付いていたら、いつでも外に出られるよ。透子。さっそく今日、俺とどっか行く?」
「……やっぱり、皆にはわかるんだね……」
私は顔を熱くして、言った。これを言った春くんには悪気はなく、この世界では当たり前のことだとは理解しているものの、私が恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……あ、ごめん。俺。またやっちゃった?」
もしかしたら、私に失礼なことをしてしまったのかもしれないと不安そうな顔をする春くんに、慌てて顔を振った。
「ううん、そういうの。私がただ、慣れてないだけだから気にしないで。向こうの世界ではそういうことは、あまり言わないんだけど……私がこれから住むのは、この世界なんだから、いい加減慣れなきゃね」
なんでもないよと微笑んだ私に、春くんは安心したのかほっと息を吐いた。
「用意するよ。座って待ってて」