まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
050 黒色のおおかみさん
顔を背けても何度もキスを仕掛けてくる雄吾さんに、だんだんと絆されて負けてしまった。
私は少しだけ口を開いて、彼の分厚くて熱い舌を迎え入れた。
雄吾さんの、味がした。二人が舌を絡ませ合うたびに、くちゅくちゅという小さな水音がして、頭の中がどんどん何も考えられなくなって来た。
雄吾さんは、多分キスが好きなんだと思う。
長い長いキスをしている間に、器用に私が着ていたパジャマと下着をすべて脱がされた。そして、肌の味を確かめるかのように、丁寧な仕草で体中を舐められた。
雄吾さんとのそれは、なんだか温かいお湯の中に入っているみたいだと思った。
優しく甘く私を全部、とろかしていく。
ただただ、彼にすごく愛されているのを感じ、ただただ、甘やかされた。
私が春くんのことを思い出して泣いてしまう度に、流れた涙を舐めとってお前が好きだと囁いてくれた。
泣きすぎてか、気持ち良すぎてか。頭がもう働かなくなった私のことを抱きしめて、そのまま眠ろうとするので。
私は驚いて、やっとその時雄吾さんの顔をちゃんと見た。
「ん……雄吾さんは?」
「どうした?」
「雄吾さん、その……あの、最後までしてない……」
私は少しだけ口を開いて、彼の分厚くて熱い舌を迎え入れた。
雄吾さんの、味がした。二人が舌を絡ませ合うたびに、くちゅくちゅという小さな水音がして、頭の中がどんどん何も考えられなくなって来た。
雄吾さんは、多分キスが好きなんだと思う。
長い長いキスをしている間に、器用に私が着ていたパジャマと下着をすべて脱がされた。そして、肌の味を確かめるかのように、丁寧な仕草で体中を舐められた。
雄吾さんとのそれは、なんだか温かいお湯の中に入っているみたいだと思った。
優しく甘く私を全部、とろかしていく。
ただただ、彼にすごく愛されているのを感じ、ただただ、甘やかされた。
私が春くんのことを思い出して泣いてしまう度に、流れた涙を舐めとってお前が好きだと囁いてくれた。
泣きすぎてか、気持ち良すぎてか。頭がもう働かなくなった私のことを抱きしめて、そのまま眠ろうとするので。
私は驚いて、やっとその時雄吾さんの顔をちゃんと見た。
「ん……雄吾さんは?」
「どうした?」
「雄吾さん、その……あの、最後までしてない……」