まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
「ふふ。透子に無視されてめちゃくちゃ悲しかったのは本当だけど……いや待てよ。透子に攻められるのも、良いなぁ。また今度してくれる? 透子。すごく気持ちよかった。ああやって、いじめられるの癖になりそう。そのためになら、いつでもいけないおおかみさんになるよ」

「も、春くん。ダメ」

 春くんは、私の服を一気に脱がせにかかった。柔らかいニットと、ウエストはゴムのスカートだから、一気に剥ぎ取られて行く。

「うんうん、大丈夫。俺は本当に透子一筋だし、真理亜のことは正直会うまで名前も顔も忘れてたし。これからは、透子が嫌っていうほど愛するし、望めば失神するまで気持ち良くしてあげるね」

 ぺろっと口を舐めてから、私のほっぺを甘噛みした。

「春くん。今までの全部演技だったの?」

「演技じゃないよ。そうだな。少しだけ、嘘は混じってたかもしれないけど」

 私を見下ろして、春くんはにやっと悪そうな顔で笑う。

「それが演技って言うの。もう」

 私のブラジャーの紐を口で肩口から外すと、器用に両手で金具を外していく。ふるっと飛び出した胸に、感動したように呟いた。

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