まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
私の決然とした言葉を聞いて、三人は顔を見合わせた。なんだか戸惑っている様子で、どこか納得していない。
納得して貰おうと更に言葉を重ねようと口を開いた私を、理人さんは待って欲しいと言わんばかりに手で制した。
端正な顔も少しだけ赤くなっているように見えるのは、気のせいだろうか?
「わかりました。それでは、それで僕らも準備があります。透子さんも、そのつもりで居てください……雄吾、風呂の準備を」
今まで無言で黙っていた雄吾さんが部屋を出るために席を立ち、私はほっと息を吐いた。ようやく、どうにかわかって貰えたみたい。
どこか嘘みたいで……夢の中に居るような不思議な感覚を感じつつ、私は淡々と自分の準備を済ませた。
◇◆◇
理人さんの部屋は、きっとこの家の中で一番良い部屋なんだと思う。大きな部屋で何畳あるかわからないくらい。それに日当たりも良い。背の高い彼に見合うようなベッドが窓側にあって、そこに彼は静かに座っていた。
「……あの、先にお風呂頂きました」
「……はい」
「理人さんは、入ります?」
納得して貰おうと更に言葉を重ねようと口を開いた私を、理人さんは待って欲しいと言わんばかりに手で制した。
端正な顔も少しだけ赤くなっているように見えるのは、気のせいだろうか?
「わかりました。それでは、それで僕らも準備があります。透子さんも、そのつもりで居てください……雄吾、風呂の準備を」
今まで無言で黙っていた雄吾さんが部屋を出るために席を立ち、私はほっと息を吐いた。ようやく、どうにかわかって貰えたみたい。
どこか嘘みたいで……夢の中に居るような不思議な感覚を感じつつ、私は淡々と自分の準備を済ませた。
◇◆◇
理人さんの部屋は、きっとこの家の中で一番良い部屋なんだと思う。大きな部屋で何畳あるかわからないくらい。それに日当たりも良い。背の高い彼に見合うようなベッドが窓側にあって、そこに彼は静かに座っていた。
「……あの、先にお風呂頂きました」
「……はい」
「理人さんは、入ります?」