まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
013 不死者
「ね。それよりさ。なんで、透子が凛太のことを知っているの?」
春くんはすぐにいつもの可愛い表情に戻って笑うと、首を傾げて私を見つめた。
「確か夫候補を選ぶ時に……居たと思うの。すごく、印象的な人だったから」
あの時に会った人達は、容姿も判断基準となってしまうのか。顔が整った人ばかりだったけど、凜太さんはそんな中でも群を抜いて垢ぬけた雰囲気だったのでよく覚えている。芸能人と言われれば、確かにと納得してしまった。
「凛太が? へー。あいつ。どんなに可愛い雌の申し込みを受けても落ちないって、他の里でも有名なのに。透子の夫選びには、参加したんだ」
春くんはすぐにいつもの可愛い表情に戻って笑うと、首を傾げて私を見つめた。
「確か夫候補を選ぶ時に……居たと思うの。すごく、印象的な人だったから」
あの時に会った人達は、容姿も判断基準となってしまうのか。顔が整った人ばかりだったけど、凜太さんはそんな中でも群を抜いて垢ぬけた雰囲気だったのでよく覚えている。芸能人と言われれば、確かにと納得してしまった。
「凛太が? へー。あいつ。どんなに可愛い雌の申し込みを受けても落ちないって、他の里でも有名なのに。透子の夫選びには、参加したんだ」