―ホストの恋―
俺は淳の前に座った。胸元まであるパーマのかかった髪に濃い化粧。俺に会う為に気合いをいれたんだろうが…。

鼻を刺す様なキツい香水の匂い。

「ごめんな。待った?」

「ううん。あたしも今来たトコ。」

「そっか。」

俺はスーツの上着を脱ぎ椅子にかけた。店員にアイスコーヒーを頼んだ。


しばらく話して近所の寿司屋に入った。

俺が何も言わなくても淳は俺がいつも食べる物を勝手に頼んでくれる。
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