「信じられない」を、「真実の愛」に変えてくれたキミへ
わたしは、翠に支えられて外に出て、近くのベンチに座らされた。
「百々葉……」
「あの横切ったカップル見た……?」
「あぁ……あの人たちね……」
翠も、横でうんうんと頷いている。
「なんで!? 映画でも現実でも、あんな風に上手くやっていけているカップルもいるのに、なんでわたしはこうなの……!?」
翠に当たるかのように、わたしは震えながら叫ぶ。
それでも翠は、わたしの背中をさすってくれていた。
なんでわたしと京ちゃんは、うまくいかなかったんだろう。
なんで京ちゃんは、あんなことをしたんだろう。
今更知ってもしょうがないことなのに、わたしの中には京ちゃんに対する疑問しか思い浮かばなかった。