もう、秘密になんて出来ないっ!

漣は全てを受け入れたうえで覚悟してわたしを『彼女』として呼んでくれたと思っている。

きっと…、絶対そう。

だったらわたしも、覚悟を決めなきゃ。

例えこれから後ろ指さされる人生になろうとも、それでも漣と一緒に生きられるのなら構わない。

意を決して口を開いたとき、わたしよりも早く言葉を紡いだのは、漣だった。

「判ってはいたけど、お前、バカだな」

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