最強総長の愛するボディガード
第二章

特別な幼なじみ……?




心羽side



蒼凰さんに愛してると言われてから、早二ヶ月。
アスファルトからも熱を感じるような季節がやってきた。
だから体調管理により一層力を入れている……んだけど……
外よりもクーラーの効いたこの部屋にいる時の方が、暑く感じるのは気のせいでしょうか。



「心羽ちゃん、おいで」
「ふざけんな、こっち来い心羽」
「え、ええっと……」



最近、蒼凰さんと彰人の喧嘩道具?として私が使われており、とても困っています。
二人して私にあ〜んをしてきたり、好きと言わせようとしてきたり、どちらかを私に選ばせることによって勝敗を競っているようで、私はいつも答えられない。
だからこんな時は、



「ほら彰人と蒼凰、そこら辺でやめときなさい」
「そうだよっ、心羽ちゃん困ってるでしょー!」



と他の幹部のみんなが止めてくれて事なきを得る。
でもたまに諦めの悪い日があって。



「み〜うちゃんっ」
「わっ」

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