来る日も来る日もXをして
終業後着替えてから婚活パーティーに向かう。

「「「!!」」」

私達の目の前には顔も髪も胸も盛りに盛った愛来(あいら)ちゃんがいた。そう言えば彼女は今日早退していた。

「先輩達もいらしてたんですかぁ!美彩先輩はわかりますけど、(すずな)先輩がこういうイベント来るの超意外ですね。あ、でも昨日のお昼休み(しのぶ)くんと外の広場で白昼堂々イチャイチャしてましたもんね。ついに菘先輩もこちら側にいらした感じですか?」

「・・・え?」

愛来ちゃんの言葉に美彩ちゃんが私に刺すような視線を向けてくる。

「ち、違っ!あれは私が探し物してて、東雲くんも、その、手伝ってくれたんだよ。」

「忍くんが?へぇ~手伝ってもらった代わりに何してあげるんですか?よっぽどオトナなことを・・・。」

「な、何もしないよ!」

「うそぉ!珍し~。まぁでも社内ではオトナなことしない主義って言ってましたからね。私がちょっと誘ってみたらその主義変わりそうでしたけど。」

「・・・愛来ちゃんさ、前から聞きたかったんだけど・・・。」

凄みをきかせる美彩ちゃんに嫌な予感しかしない。『み、美彩ちゃん、見て!夜景綺麗!』慌てて窓の外を指差すも彼女の耳には入っていない。

「なんですかぁ?」

愛来ちゃんは余裕な様子だ。

「忍くんのことどう思ってるの?」

───止められなかった・・・。
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