イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

保護……?


見つかる?


柚月さんはいったい何を言ってるの?


説明を求めたのにさらにわかんなくなっちゃった。



「まぁとりあえず3人とも座りな。これから説明するから」



不安な思いでいるとその中にいるひとりが優しく声をかけてくれた。



「そうだな。おい、こっちだ」



私はつられる様に柴崎くんに着いていく。そしてようやくソファに座れた。



「よし。みんな座ったな。じゃあ獅子堂今日の報告、説明、自己紹介を頼む」


「承知致しました」



ソファに座ったことを合図に柴崎くんがさっきのタキシード姿の男性に指示を出した。


威圧感ある声とオーラに一瞬ビクッとする。


こういう雰囲気、緊張するな……。



「改めまして今日の報告を行います。まず我々が目をつけている皇組の動きですが特に何もありません。また暴走族の活動としても柚琉様がケンカに巻き込まれたこと以外はトラブルはありません」
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