砂嵐のいたずら



それからしばらくして、私達は救助隊によって無事救助された。




助かったという安心感からか、一気に体調を崩し、入院を余儀なくされた。




知らせを聞いて、駆けつけた両親の顔を見て思った。



死ななくて良かった…と、




でも、ひとつ気になること…



砂漠から飛び立ったアイツ、




そう、アナフィラキシー男のことが頭から離れなかった。




「そういえば、名前も聞かなかったな…」



あーあ、何だか虚しい…



でも、どうしてこんなに気になるのだろう?



はぁーーーーーー!





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