俺様彼女持ち
「え…まさか。」

俺は冷静に言った。

彼女の性格なら今までの短い間でもよく分かったつもりだ。


一言で言ってしまえば…


普通じゃないお嬢様


かな?



…喩えは苦手なんだ。


こんな喩えの苦手な俺でさえ、ちょっと考えたら、これから彼女がマイクを使って何をするつもりなのかくらい簡単に想像がつく。



カチャッ



マイクがオンになった。



俺は耳をふさいだ。


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