俺様彼女持ち
はっとした先生達がマイクを取り上げると、しどろもどろに言った。


「く、クラス分けの表が1階廊下に掲示してあるので、確認しだいその教室に行くように!!」


先生が言う間に彼女はさっさと体育館から出て行った。


みんなはそれをじーっと見送る。



ガチャン



体育館の扉を彼女が閉めた途端に静まり返った体育館が一気にざわついた。


さっきの先生の言葉など誰も聞いていなかった。




「…ふーん」


きっとこの時俺は笑ってたと思う。
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