溺愛ヤクザの蜜愛条件~契約のキスが甘すぎる~
すると、ラッピングされた花束がガサガサッと音を立て、それは静まり返っていた空間に思いの外響いてしまった。

「あ?オマエ、何やってんだ」

男の声に店内へ居る全員の視線が一斉に美祐に視線が集まる。
奥へと向かう一向とは別に、その場に残っていたらしい男が美祐の存在に気がつくと、目をつり上げた。

―私ー?!ど、どうしよう!!

そのあまりの怖さに美祐は咄嗟に花束へと顔を隠し考える。

走って逃げるか、それとも戦うか?

―絶対ムリ!!裏口怖い人達で出られないし、表から出るにしても目の前のこの人と戦うなんてもっとムリ!!デコピンひとつでも飛ばされそうだもん!

頭の中で対策を練るが、グルグル考えが回るだけで何も手立ては思い浮かばない。

―あーっ、どうしたらいいか思いつかないよ!
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