甘すぎる小悪魔に見つかったなら。
「でも,あゆに会いに来たのはほんとだよ」
え……?
猫騙しでも喰らったような気持ちで向き直れば,十和は私だけを見つめて,楽しそうに目を細めていた。
悪戯に,特別のように言われて。
私は反応に困る。
言葉に窮すると言うか,瞳をあわせていられないと言うか。
「あゆ,ちょっと変だから。見飽きない」
何でもっと堂々と話さないんだろう。
さっきからこそこそと,私まで釣られてしまうから。
悪いことでもしているようで,居心地が悪い。
しかも……私は玩具か愛玩動物のような扱いを受けている気がする……
どんな立場で喋ってんの???!
と思わずにはいられない。
なのに。
怪訝に思って見返しても,害意なんてさらさらない,本当に楽しそうな顔をしているから。
納得は行かないものの,怒れないんだ。
え……?
猫騙しでも喰らったような気持ちで向き直れば,十和は私だけを見つめて,楽しそうに目を細めていた。
悪戯に,特別のように言われて。
私は反応に困る。
言葉に窮すると言うか,瞳をあわせていられないと言うか。
「あゆ,ちょっと変だから。見飽きない」
何でもっと堂々と話さないんだろう。
さっきからこそこそと,私まで釣られてしまうから。
悪いことでもしているようで,居心地が悪い。
しかも……私は玩具か愛玩動物のような扱いを受けている気がする……
どんな立場で喋ってんの???!
と思わずにはいられない。
なのに。
怪訝に思って見返しても,害意なんてさらさらない,本当に楽しそうな顔をしているから。
納得は行かないものの,怒れないんだ。