甘すぎる小悪魔に見つかったなら。
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何にしよっかな~。

理苑くんと玲央也くんは,どちらもミルクティーを選んでいた。

そんな事を思い浮かべながら,ドリンクバーの前にたつ。

ベタベタしてない,甘いのがいい。

ボタンから指を離し,なぞっていくと,1つのジュースの前で止まった。

リンゴジュース……

よしっと上機嫌でジュースを入れていると,後ろからよく知る声が。



「あゆ?」

「! らきじゃん! ここで会うの初めてだね~」

「1人?」



そっか。

らきは私が映画もカラオケも1人でも楽しめるタイプだって,知ってるんだっけ。

さも当然のように首をかしげたらきに,私は笑って返した。



「ううん,ほら。この前クラス来てたでしょ? あの後輩の子達と一緒」

「……女子,あゆ1人? ってかあいつも一緒?」

「あいつって,誰のこと……? それに,女子の数なんて今さらでしょ?」



いつもらき達と一緒なの,忘れた?
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