とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
もちろん、龍聖君とは友達として仲良く過ごせてるし、一緒にいられる毎日を大事にしたいと思ってる。


たとえ形だけの夫婦だとしても、楽しまないと損だってわかってる。


だけど、時々、ふいに思い知らされる時があるんだ。


世間でいう夫婦とは……やっぱり違うんだって。


ここにあるのは2人分の愛じゃない、あるのは一方通行の1人分の「愛」だけ。


それを自覚してるからこそ、4人の美しい女性達に言いたい、


「あなた達みたいな美人になら、これから先、龍聖君と結婚するチャンスはあるかも知れないよ。でも、今だけは……龍聖君との2人だけの時間を、ただ静かに過ごさせてほしい」


って。


それが私の願い。


本当に……今だけは。


「お待たせしました!」


そうこうしてるうちに、順番がきた。


半個室を用意してもらい、2人だけの焼肉パーティーが始まった。
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