とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「まさかそんなこと!」


「絵麻、どうしたんだよ? お前らしくないだろ」


お前らしくないって、碧君はいったい私の何を知ってるのよ。


「ねえ、碧君。高校時代、私と琴音ちゃんどっちが好きだった?」


「えっ、な、何言うんだよ」


「女の子としてどっちが魅力があった? はっきり言ってよ」


「バ、バカなこと言うなよ。俺は2人とも友達だと思ってたし、絵麻も琴音もすごく大事だから」


「そんなこと言って、碧君は琴音ちゃんと親友みたいに仲良かったくせに。じゃれあったり、真剣に話し込んだり、私、ちゃんと見てたんだから」


「絵麻ちゃん。碧はみんなのことを大事に思ってたよ。私、悩みがあったらつい碧に相談してしまってたけど、でも碧はいつだってみんなのことを真剣に考えてた。私のことだけじゃないよ、絵麻ちゃんのことだってすごく大事にしてた。私だってちゃんと見てたよ」
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