とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
えっ、そこからシュート?


「スモールフォワード」の龍聖君、ロングシュートが得意だったけど……


お願い、届いて……入って!!


「ゴール!!」


「うわ、マジか! その距離から入れるって、相変わらずすごいな!」


龍聖君、高校時代のシュートと何も変わってない。


運動神経良過ぎるよ。


「龍聖ヤバいわ。今からでもプロとしてやっていけるんじゃないか?」


「止めろよ、無理に決まってるだろ? 正直、届いてホッとしてる」


「ご謙遜を! おーし、次は俺がシュートする! 俺の勇姿を彼女に見せたかったな~」


「お前じゃ無理だろ、彼女が来てなくて良かったな」


仲間達の笑う声、思いっきりはしゃぐ子どもみたいで、私には……あの頃のみんなが重なって見えた。


胸にしまったままだった思い出のアルバム。


そこから、バスケ部のユニフォームを着たみんなが飛び出してきたんだ。


とっても初々しくて、若くて、未来ある若者達。


何だかすごく懐かしくて泣けてくる。
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